フランスのノルマンディ地方にあるVillerville という海辺の村は映画「冬の猿」のロケ地。私はこの映画が大好きなので昨年の秋、この近くに行ったついでにここを訪ねてみた。
Deauvilleからバスに乗り30分ほどで到着。村の中心には教会があり、数軒のレストランやカフェがある他は何にもない。人も歩いていない季節外れの寒々とした村を歩いていると小雨が降り出してきてだんだん寒くなってくる。ベルモンドがギャバンとお酒を飲んでいたカフェも閉まっていて、こんな季節に古い映画のロケ地を訪ねるような酔狂なことをしている自分がバカに思えてきた 。
映画の中で撮影された場所には、各シーンの写真が張られていて「あのシーンはここで撮られたのね」と何だか嬉しくなる。

こんな小さな村が何十年たった今でも、大切にこの映画を村の誇りにしていることが伝わってくる。
村の観光案内所の人の話によれば、毎年10月末の週末にこの映画に関するイベントが開催されるらしい。ガイドによるロケ地の案内や講演会、花火もあり何だか楽しそう。昨年は私が訪ねた1週間後に開催される予定だった。あーついてない!と思ったけど楽しみは次回にとっておこう。
お昼になり2、3件あるレストランはどこも満員。やっと見つけた村はずれのカフェでようやくクロックムッシュにありつけた。やれやれ…
午後になると雨は上がり青空が見えている。ベルモンドとギャバンが花火をあげた海岸に降りていくと空が広くて気持ちがいい。
ノルマンディの空は目まぐるしく変わりこれを見ているだけでも飽きない。
ノルマンディを愛していたギャバンはこの近くに住んでいたらしいが彼の気持ちが分かるような気がした。



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