「フランスの食と文化を訪ねて」
2019年、後期の公開講座が11月9日から始まります。
今回は4回の講座ですが、第1回目はアキテーヌ地方の首府ボルドー、2回目
はイルド・フランス、3、4回は2度にわたってラングドック・ルシオン地方
をやります。https://ssl.smart-academy.net/nuis/course/detail/1599/
ボルドーはワインの産地として世界的に有名ですが、ボルドーの町を歩いてい
ると重厚な歴史的建造物が目立ち、他のフランスの町と違った印象がありまし
た。「どうして何だろう?」と思っていたのですが、大西洋の港町ナントのこ
とを調べている時にその疑問は解けました。
ボルドーはナントと同じように奴隷貿易、いわゆる三角貿易で、17世紀から18
世紀の間に莫大な富を得て繁栄を謳歌したのです。
町のところどころにはその時代に作られた重厚な建物が残っていて、ボルドー
の歴史地区は2007年、世界遺産に登録されました。
今回の講座ではワインだけで語られることの多い、ボルドーの歴史の側面にも
触れながら、ワインの特徴やこの地方の食を学んでいきたいと思います。
